千葉県千葉市の生活保護

生活保護とは、その収入が国が定める最低生活費に満たない世帯に対して、不足する額を保護費として支給し、健康で文化的な最低限度の生活を保障するための制度です。

千葉県千葉市の概要

千葉市は、千葉県のほぼ中央部に位置する千葉県の県庁所在地であり、人口およそ97万人を擁する政令指定都市のひとつでもあります。首都東京から約40キロメートル圏にあり、東関東自動車道などの高速道路や、ＪＲ総武線、京成電鉄京成千葉線といった鉄道が通っているため、交通アクセス性に優れています。東京湾に面した海浜部には、大規模なコンベンションセンターである「幕張メッセ」があり、多くのイベントが開催されています。また、鉄鋼業をはじめとする工場も立地し、京葉工業地域の一翼を担っています。千葉市内には中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区の６つの行政区が置かれており、それぞれの特性にあった行政運営が行われています。

千葉県千葉市の生活保護の手続

千葉県千葉市で生活保護を受けたい場合には、福祉事務所の窓口で申請手続をすることが必要です。 申請後、ケースワーカーが生活保護法に基づく調査をした上で、おおむね２週間から１か月のうちに保護開始を決定します。 ただし、国の定める生活保護の基準に満たない場合には、生活保護が受けられない（申請が却下される）ことがあります。

千葉市の福祉事務所の所在地と連絡先電話番号

※ 電話番号が代表番号の場合には、オペレーターに「生活保護担当」と告げてください。

千葉県千葉市の生活保護の支給金額

千葉県千葉市は「１級地－２」と定められています。 保護費は自治体ごとに定められた級地と、世帯の人数、家族それぞれの年齢などによって異なります。

たとえば、千葉県千葉市で25歳の単身世帯の場合、

• 第１類費：食べ物や衣服などの個人ごとに必要な費用
• 第２類費：光熱水費や家具などの世帯全体として必要な費用

※ この支給金額の表は令和５年10月１日改正の生活保護の基準をもとにしています。

※ 単身世帯で床面積15平方メートル以下の場合や特別基準額が適用される場合（通常の1.3倍までの範囲で増額）には、住宅扶助の限度額が上記の表とは異なります。

これらに加えて、

• 冬季の灯油代・暖房代として地域ごとに決められた「地区別冬季加算」
• 年末に増えがちな食費やその他の雑費に対応するための「期末一時扶助」
• 病気・けがの診察料や薬代などの「医療扶助」（現物支給）
• 児童を養育している場合の「児童養育加算」、母子家庭の場合の「母子加算」、世帯に障害者や要介護者がいる場合の「障害者加算」や「介護保険料加算」

よりくわしくは次のページを参照してください。

※ 実際にもらえる金額はさまざまな例外によって上記の表よりもさらに複雑ですので、くわしくは福祉事務所にお問い合わせください。

保護の補足性とは

生活保護は生活保護法と呼ばれる法律に基づいて実施されるものです。この法律には生活保護制度の原理・原則がいくつか書かれていますが、そのなかの「補足性の原理」とは、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用してなお不足がある場合にのみ保護を行うことを意味しています。そのため、本人に働く能力があれば就労指導により自ら働いて生活費を得ることを求められますし、年金や児童手当、障害児福祉手当などの他の制度があればそちらを優先することが求められます。