岡山県倉敷市の生活保護
生活保護とは、病気や事故などによって収入がなくなり、生活に困窮した場合に備えて、健康で文化的な最低限度の生活を保障するための制度をいいます。
岡山県倉敷市の概要
倉敷市は、岡山県の南部に位置する都市です。人口規模はおよそ47万人となっており、県内では県庁所在地である岡山市に次いで人口が多くなっています。市内には山陽新幹線や山陽自動車道が走るほか、四国と本州を結ぶ瀬戸大橋の出入口にも当たっており、交通の結節点として重要度を増しています。瀬戸内海沿いには水島臨海工業地帯が形成され、石油化学工業や鉄鋼業などのコンビナートがみられます。また、市内の倉敷川沿いは江戸時代に天領として栄えたところで、いまでも白壁の町並みが残り、倉敷美観地区として景観が保全されています。
岡山県倉敷市の生活保護の手続
岡山県倉敷市で生活保護を受けたい場合には、福祉事務所の窓口で申請手続をすることが必要です。 申請後、ケースワーカーが生活保護法に基づく調査をした上で、おおむね2週間から1か月のうちに保護開始を決定します。 ただし、国の定める生活保護の基準に満たない場合には、生活保護が受けられない(申請が却下される)ことがあります。
倉敷市の福祉事務所の所在地と連絡先電話番号
名称 | 所在地 | 連絡先電話番号 |
---|---|---|
倉敷市倉敷社会福祉事務所 | 岡山県倉敷市西中新田640 | 086-426-3325 |
倉敷市水島社会福祉事務所 | 岡山県倉敷市水島北幸町1-1 | 086-446-1150 |
倉敷市児島社会福祉事務所 | 岡山県倉敷市児島小川町3681-3 | 086-473-1119 |
倉敷市玉島社会福祉事務所 | 岡山県倉敷市玉島阿賀崎1丁目1-1 | 086-522-8118 |
倉敷市玉島社会福祉事務所(真備分室) | 岡山県倉敷市真備町箭田1141-1 | 086-698-5114 |
※ 電話番号が代表番号の場合には、オペレーターに「生活保護担当」と告げてください。
岡山県倉敷市の生活保護の支給金額
岡山県倉敷市は「1級地-2」と定められています。 保護費は自治体ごとに定められた級地と、世帯の人数、家族それぞれの年齢などによって異なります。
たとえば、岡山県倉敷市で85歳の単身世帯の場合、
- 第1類費:食べ物や衣服などの個人ごとに必要な費用
- 第2類費:光熱水費や家具などの世帯全体として必要な費用
住居の家賃や間代、地代、補修費用などに充てるための「住宅扶助」
とをあわせた保護費の金額は、次の表のように計算します。
[注意]
- 以下の支給金額の表は令和5年10月1日改正の生活保護の基準をもとにしています。
- 単身世帯で床面積15平方メートル以下の場合や特別基準額が適用される場合(通常の1.3倍までの範囲で増額)には、住宅扶助の限度額が上記の表とは異なります。
区分 | 1か月当たりの基準額 | |
---|---|---|
生活扶助 | 基準額(第1類) | 年齢別:75歳以上 38,690円 ×逓減率1.00 |
基準額(第2類) | 世帯人員:1人 27,790円 | |
特例加算 | 1,000円 | |
経過的加算 | 1,340円 | |
住宅扶助 | 中核市(倉敷市) | 35,000円 [注意] |
計 | 103,820円 |
これらに加えて、
- 冬季の灯油代・暖房代として地域ごとに決められた「地区別冬季加算」
- 年末に増えがちな食費やその他の雑費に対応するための「期末一時扶助」
- 病気・けがの診察料や薬代などの「医療扶助」(現物支給)
- 児童を養育している場合の「児童養育加算」、母子家庭の場合の「母子加算」、世帯に障害者や要介護者がいる場合の「障害者加算」や「介護保険料加算」
よりくわしくは次のページを参照してください。
※ 実際にもらえる金額はさまざまな例外によって上記の表よりもさらに複雑ですので、くわしくは福祉事務所にお問い合わせください。
生活保護申請から支給決定までの間の生活費について
生活保護の申請をしても、実際に保護が開始されるまでには日数を必要とする(原則として14日以内)のがふつうです。そこで、この間の生活費が足りない場合に備えて、社会福祉協議会では「臨時特例つなぎ資金貸付」とよばれる制度を実施しています。この制度を利用すれば、生活費として10万円以内の金額を保証人なしで借りることができます。