大阪府和泉市の生活保護
生活保護とは、自分たちの能力や資産などを活用し、あらゆる手をつくしてもなお生活ができない場合に、憲法に定める最低限度の生活を保障するとともに、自立した生活が送れるように支援することを目的とした制度です。
大阪府和泉市の概要
和泉市は、大阪府南西部に位置する人口約18万人の市です。市内にはJR阪和線、泉北高速鉄道線や阪和自動車道が通り、大阪都心のベッドタウンとして発展し、コストコやららぽーとなどの大規模なショッピングセンターもみられます。古代には和泉国府が、近世には伯太藩の陣屋が置かれていました。ほかにも弥生時代の環濠集落である池上・曽根遺跡、安倍晴明の母という化け狐伝説で知られる信太森葛葉稲荷神社、役小角が開創した松尾寺などの歴史的なスポットがみられます。
大阪府和泉市の生活保護の手続
大阪府和泉市で生活保護を受けたい場合には、和泉市福祉事務所の窓口で申請手続をすることが必要です。 申請後、ケースワーカーが生活保護法に基づく調査をした上で、おおむね２週間から１か月のうちに保護開始を決定します。 ただし、国の定める生活保護の基準に満たない場合には、生活保護が受けられない（申請が却下される）ことがあります。
和泉市福祉事務所の地図
大阪府和泉市の生活保護の支給金額
大阪府和泉市は「１級地－２」と定められています。 保護費は自治体ごとに定められた級地と、世帯の人数、家族それぞれの年齢などによって異なります。
たとえば、大阪府和泉市で42歳の単身世帯の場合、
- 第１類費：食べ物や衣服などの個人ごとに必要な費用
- 第２類費：光熱水費や家具などの世帯全体として必要な費用
住居の家賃や間代、地代、補修費用などに充てるための「住宅扶助」
とをあわせた保護費の金額は、次の表のように計算します。
[注意]
- 以下の支給金額の表は令和５年10月１日改正の生活保護の基準をもとにしています。
- 単身世帯で床面積15平方メートル以下の場合や特別基準額が適用される場合（通常の1.3倍までの範囲で増額）には、住宅扶助の限度額が上記の表とは異なります。
| 区分 | １か月当たりの基準額 | |
|---|---|---|
| 生活扶助 | 基準額（第１類） | 年齢別：41～59歳 45,520円 ×逓減率1.00 |
| 基準額（第２類） | 世帯人員：１人 27,790円 | |
| 特例加算 | 1,000円 | |
| 経過的加算 | 0円 | |
| 住宅扶助 | 大阪府１級地 | 39,000円 [注意] |
| 計 | 113,310円 | |
これらに加えて、
- 冬季の灯油代・暖房代として地域ごとに決められた「地区別冬季加算」
- 年末に増えがちな食費やその他の雑費に対応するための「期末一時扶助」
- 病気・けがの診察料や薬代などの「医療扶助」（現物支給）
- 児童を養育している場合の「児童養育加算」、母子家庭の場合の「母子加算」、世帯に障害者や要介護者がいる場合の「障害者加算」や「介護保険料加算」
よりくわしくは次のページを参照してください。
※ 実際にもらえる金額はさまざまな例外によって上記の表よりもさらに複雑ですので、くわしくは福祉事務所にお問い合わせください。
住んでいる地域に福祉事務所がない場合
生活保護の申請は、住んでいる地域を管轄している福祉事務所の窓口で行うのがふつうです。市であれば全国どこであっても福祉事務所が設置されていますが、町村の場合には福祉事務所が設置されていないことがあります。この場合には、住んでいる地域の町村役場でも生活保護の申請の手続を行うことができます。